アクリル(樹脂)塗料
コストが安く中庸的な耐久性と性能が評価されている。他の塗料に比べ耐久性・対候性に劣る。
亜鉛めっき
鉄面を亜鉛で被覆し、電気的な防食を行う方法。素材浸漬・溶射電気メッキの方法がある
アクリルリシン
JIS 6909剛性エマルジョンペイントに骨材を配合したもの。内外壁に吹付け塗装する→砂壁状吹付け材。
アスファルト
石油の蒸留残留物として得られる黒色有機物。
アスファルトシングル
原子にアスファルトを含浸させ表面に着色砂を付着した屋根材、張り重ねて使用する材料。
アスベスト
石綿(珪酸マグネシウムが主成分)主に耐火被覆に用いる。
アルキッド樹脂
グリセリンと無水フタル酸の縮合により得られる樹脂。
アルミニュウムペイント
アルミ粉を合成樹脂に配合し、金属光沢を与えるシルバーペイント
アルマイト
アルミの防食方法(酸性液中で通電し表面に酸化アルミを作る。)
色むら
塗料を塗装したとき、その表面に色の濃淡が出来る現象。
隠ぺい力
塗料を塗装したとき、素地の色が見えなくさせる性能→かぶり
浮き(色うき)
色むらの一種→表面が班紋状になる。
ウレタン樹脂塗料
イソシネートとポリオール(アルコール)との2液反応硬化型塗料。耐候性・耐水性に優れる。
ウールローラー
(ウーローラー)羊毛をロール状に加工した塗装器具。
エッチングプライマー
塗料中の燐酸と素材との反応により燐酸化合物を形成させ付着性を向上させる一次プライマー。
NDA
非水分散形溶剤塗料の事。
エポキシ樹脂塗料
エポキシ樹脂とアミン類の二液反応方塗料、耐水性・耐薬品性に優れる
エマルション
液体を他の液体中に分散したもの。
エマルション塗料
顔料をエマルション樹脂中に分散した塗料、艶あり、艶消し、内部用外部用など各種の塗料がある。
塩化ゴム系塗料
塩化ゴムを基体樹脂とした塗料、耐水性・耐塩水性・耐薬品性に優れる
塩化ビニル樹脂塗料
塩化ビニル樹脂を基体とした塗料、耐水性・耐薬品性に優れる。
黄変
(おうへん)塗膜が黄色に変色すること。
可塑剤
(かそざい)ある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質のこと。
界面破断
(かいめんはだん)多層を重ねたものの強度試験を行った場合、それらの強度の最も弱い界面で剥離すること。→擬集破壊(ぎょうしゅくはだん)。
額縁
(がくぶち)壁面を塗装する際に、周囲を先行塗りし、中央部を塗装するがこの時周囲と中央部の色が異なり額縁状見えることがある。
可ぎょう性
外力によってたわむ性質。
カビ止め塗料
カビの発生を防止する塗料。(防カビ剤を添加したもの)
顔料
(がんりょう)樹脂と混合し、着色・防錆・増量の効果を示す固体、粉末。無機顔料・有機顔料・体質顔料。
可使時間
(かしじかん)多液混合タイプの塗料では反応により、塗料の状態が変化するが支障なく使用できる時間の最長。気温によって異なるので注意。
希釈剤(溶剤)
(きしゃくざい)シンナー及び上水(塗料を薄め、塗装しやすくする為に用いる)
擬集破断
(ぎょうしゅうはだん)外力によって塗膜が層内から破壊する事。
クリアラッカー
硝化綿を用いた透明塗料(主に木材)
ゲル
固定状のコロイドの総称-寒天などの固まった物。塗料が固まって使用出来なくなる事。
高圧洗浄
水の圧力(4.9~19.6MPa 50~200Kgf/cm2)をかけ、近距離から壁面に吹き付け、表面を清掃ケレンする方法。超高圧も有る(147MPa1500Kgf/cm2)
硬化剤
(こうかざい)主剤との反応により、硬化し初期の性能を与えるもの。
硬化促進剤
(こうかそくしんざい)主剤と硬化剤の反応を早くするもの。
合成樹脂調合ペイント
鉄部・木部用のフタル酸アルキド樹脂を基体樹脂とした塗料。
固形分
塗膜が乾燥して後に残る成分。
骨材
(こつざい)砂・砂利・砕石など=塗料では比較的大きな粒子の顔料。
彩度
色の鮮やかさ。
酢酸ビニル樹脂塗料
水性と、溶剤形があるが、水性形が一般的、打ち壁の艶消しタイプのエマルションが多い。
さび
金属が酸化した状態
シーリング
物の隙間を埋める事。
シーラー
素地の吸い込みを止める下塗り。EPシーラー、VPシーラー。
色相
(しきそう)色合い。
JASS仕様
日本建築学会の定める基本仕様
紫外線
太陽光線の内、波長が短くエネルギーの強い光。
指触乾燥
(ししょくかんそう)指で触っても塗料が付着しない状態。
湿度
空気に含まれる水分の度合い、=相対湿度、絶対湿度。
シックハウス症候群
建材に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が屋内空気を汚染する事によって、居住者に与える健康障害の総称
弱溶剤系塗料
(じゃくようざいけい)ミネラルスピリット等を使用した塗料。
主剤
(しゅざい)ベース、2液形塗料で基本となるもの。
常温硬化
(じょうおんこうか)常温で反応硬化すること。→焼付け塗装
触診
(しょくしん)塗膜を触って官能評価する事→チョーキングなど。
シリカ系塗料
結合剤として珪酸質樹脂と合成樹脂を用いた水性塗料。
シリコン樹脂
有機珪素化合物で耐熱性・耐薬品性・耐候性・撥水性・可賞可?性が良い。
浸透性撥水剤
(しんとうせいはっすいざい)素地に含浸して、撥水性を付与する塗料。
人研ぎ
(じんとぎ)セメントに大理石などを混ぜて施工した後、砥石で表面を砥出す方法。(人造研ぎ出し仕上げ)
透け
(すけ)塗装時下地を完全に覆い隠せず透けて見得る事。
スタッコ
JIA 6919に規定される厚塗り塗料、元々漆喰の装飾仕上げ。
セルフレベリング
床面に用いる塗材で自ら平滑になるような性質。
層間剥離
(そうかんはくり)塗膜を塗り重ねたとき、その塗膜の間で剥離する事。
相溶性
(そうようせい)樹脂又は塗料が、お互いに溶合う性質。
促進剤
(そくしんざい)反応を早くする為の添加剤。
退色
(たいしょく)光などで顔料が劣化し、色が薄くなる事。
タールエポキシ
エポキシ樹脂にタールを配合した塗料。防錆力・耐油性に優れ安価。
耐応年数
塗膜の性能が維持する期間。
タック
粘着性(べたつき)
タレ
塗装した塗料が部分的に流れる事。
だめ
部分的に塗り残ったところ、部分塗り。
弾性塗料
(だんせいとりょう)塗膜の伸縮性により、素地にひび割れが発生しても塗膜には割れが出ない様に弾力性を持たせた塗料。
チョーキング
白亜化-塗膜の表面が日光・雨水などの影響を受け、樹脂が劣化して粉状になり、退色する現象。
艶引け
(つやびけ)光沢の有る塗料が光沢のない状態になる事(ブラッシング、使用溶剤の誤り、異種塗料の混入等が原因。)
TVOC
複数の揮発性有機化合物(TVO)の混合レベル。
透湿性
(とうしつせい)塗膜が湿度を通過する性質、→アレステリア
トタンペイント
トタン(亜鉛メッキ)用の塗料。付着性に注意。
トップコート
上塗り、最終工程に用いる塗料。
凸部押さえ
吹き付けした凸を押さえ少し平滑にする事。→ヘッドカット
塗布量
(とふりょう)塗装に必要な塗料の面積あたりの量(理論的塗布量、ロスを含む標準塗布量があるので注意する。
塗膜防水
(とまくぼうすい)塗料による防水工法→シート防水・アスファルト防水
ニス
透明艶あり塗料。
ネタ
塗料・材料の事。
伸びがよい
一定の量で塗れる面積が広い事。
ノンスリップ
(塗料・塗装)滑り止め塗料(塗装)
バインダー
中塗り
刷毛塗り
(はけぬり)刷毛で塗る事
刷毛目
(はけめ)刷毛の跡が凹凸の線状に残る事。
パターン
模様付け。
撥水剤
(はっすいざい)表面に水をはじく性質を与える塗料。(シリコン系の塗料など)。
ピュアアクリル塗料
日本では少ないピュアアクリル樹脂から作られる塗料で、耐侯性に優れ、弾性力もかなりある。各塗料の長所を集めている塗料。しかし、水性塗料がほとんどで、雨や寒さに施工時に気をつけなければいけない。
光触媒塗料
(ひかりしょくばい)光触媒二酸化チタンコート剤に紫外線が当たることで、水と非常になじみが良い「親水性状態」になると共に、強力な分解力を持つ「活性酸素」を発生。これによりセルフクリーニング効果と、有害物質汚染浄化作用を発現。
引張試験
(ひっぱりしけん)素地の強度や塗膜の付着強度を測定する方法。
ビニールクロス。
塩化ビニニル樹脂製の壁装材
拾いパテ
部分的にパテ処理を行う事。
ピンホール
塗膜に開いた小さい穴。
フッソ(樹脂)塗料
現在ある塗料の最高級に位置する。長期間の耐久性、美観性に優れ、長期間メンテナンスがいらない。塗膜が硬い仕上がりになる為、ひび割れし易い。またヒビが入った際のメンテナンスが難しい。
VOC
常温で発揮しやすい有機化合物。
風化
(ふうか)塗膜が経年劣化する事。かなり著しい状態
吹き付けタイル
JIS A6909に規定される吹き付け材料の俗称。
プライマー
下塗りの事。
プラスターボード
石膏ボードの事。
ブラッシング
塗面に水蒸気が付着して艶がなくなること。(白化)
ブリード
にじみの事。
ブリスター
膨れの事
フレシキブルボード
スレートの事
変色
色が変わる事
変性シリコン
ポリエステル系樹脂にシリコン系反応基を付加させたもの。
変退色
(へんたいしょく)塗膜の色が薄くなったり、変わったりする事。
防火塗料
建物の内側の木材が初期火災で燃えないようにする塗料。
膨潤
(ぼうじゅん)物が、水、溶剤、薬品等に浸され、膨れる事。
防錆塗料
(ぼうさびとりょう)錆び止め塗料
マスキングテープ
色の塗り分けに使用する粘着力の強いテープ。
マスチック塗材
なだらかな凹凸状パターン。
まだら
色浮きによる色むらの状態。
摩耗
(まもう)塗膜の擦り減り。
摩耗試験
(まもうしけん)塗膜の擦り減りの程度を評価する方法。
マンセル値
(マンセル記号)色を表す記号。色合い・明度/彩度で表す。
見切り
塗り分け線の事。
ミネラルスピリット
原油を蒸留して得られる脂肪族炭化水素の混合溶剤で,合成樹脂調合ペイント、弱溶剤形塗料の溶剤として用いられる。
明度
(めいど)色の明るさ。
目止め
木材の塗装で導管を埋めて平滑な素地を作る事。
もどり
塗膜が乾燥後べたつく事。
やせ
塗膜が乾燥に従い肉持ちを失ってくる事。
有機顔料
(ゆうきがんりょう)有機化合物で独特の発色を示し、水に溶けないもの。
油性コーキング
顔料と油類を混ぜたコーキング材。経時で固くなり性能はよくなく、現在は、あまり使用されていない。
ゆず肌
塗装欠陥=高粘度の塗料を吹き付けした時や乾燥の早いシンナーを用いて塗装した場合に出来る塗膜表面の柚子の皮の表面の状態。外装の仕上げ=なだらかな凹凸状の模様。
溶剤
(ようざい)樹脂を溶かし、塗料などを使用しやすい状態にする。
養生
(ようじょう)全体の工事が終了するまで、完工部分を保護する。
養生期間
(ようじょうきかん)養生が終了するまでの期間・時間。
ライニング
厚く覆う事、特に耐薬品性が要求される時に、ゴム、ポリエステル、エポキシなどの樹脂を用いて表面を覆う。
ラッカー
硝化綿を用いた塗料、広義には溶剤蒸発形塗料。
ラテックス
合成樹脂のエマルジョン。
リフティング
塗膜を塗り重ねたとき、シワ、亀裂が生じること。
リムーバー
剥離材(塩化メチレン等の溶剤にパラフィンを加えたもの)塗膜を膨潤させて除去する。